日本と繋がり生きる子供たちに、「わたし語」で広い世界を トムソン木下千尋

Professor Chihiro Kinoshita Thomson lecturing in UNSW

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日本国外で育つ子供たちの世界は、「『国語』で習う日本語」の外にもあります


は、日本とつながる子どもたち、保護者・教師のコミュニティを応援しています。教育・研究活動を通じて、ワークショップ・ウェブサイトなどで、情報やリソースの提供を行っています。

豪州繋生語(けいしょうご)研究会会長で、ニューサウスウェールズ大学 Sydney 日本研究課程トムソン木下千尋教授に話を聞きました

Professor Chihiro Kinoshita Thomson
今までは、「継承語」という言葉を使って、移民先で学習する故郷・親の言語を現わしていました。繋生語(けいしょうご)という言葉が生まれた背景を、トムソン教授は「継承語では文化や血筋を継承する」という意味が含まれてしまうため、と話します。

国際交流が進み、日本で生まれた、日本で育った外国籍の子供たちも多い現在、彼らが日本語とつながっていけるよう意味をひろげた繋生語(けいしょうご)としたとのことです。



インタビュー内で、トムソン教授はまた、日本国外で子供に日本語教育をしている保護者の方が、日本で国語を習っている子供たちと比較するのではなく、彼らが生活で体得している「わたし語」を認識しましょう、と提案しています。

 
豪州繋生語(けいしょうご)研究会と国際交流基金により、が制作されています。

また、豪州繋生語(けいしょうご)研究会と国際交流基金はを行っています。このページでこれからのイベント情報、また過去のセミナーの動画を公開しています。トムソン教授は、初めての方は、セミナー1から見るのはわかりやすいでしょうと、話してくれました。


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